で、この光の速度ですが、例えば電車に乗ったり、それこそ飛行機に乗ったりしている人がライトを点けたら、その分だけ、目に光が届くのがほんのちょっと速くなりそうじゃないですか。でも、ならないんです。どんなに速い乗り物の上でライトを点けても、「光の速度+乗り物の速度」には絶対ならない。
これが、「光速不変の原理」です。そして、光の速度を超える速さのものはありません。※4
じゃあ、電車や飛行機で光を点けたときになにが起きているか。実は、電車や飛行機の中の、時間の進み方が遅くなっているんですね。だから、乗っている人にとっては、光の速度はやっぱり一定なんです。わぉ、とってもトリッキー!
光の速度が変わらないなら、時間というもの自体が変わっている! すんごい飛躍に感じると思いますが、天才アインシュタインはそういうことを考えたわけです。まあ、速度=距離÷時間なので、速度と時間にかかわりがあるってことは、すぐにわかると思います。でも、時間の進み方なんていう、きっちり固定されていそうなものが、実は変わっちゃう、っていう発想は本当にすごい。
あと、結論として、E=mc2(←二乗)という、とっても有名な式があるのですが、それは置いておきましょう。
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前回、相対主義のお話をしたので、連想ゲーム的にアインシュタインの相対性理論について採り上げてみようと思います。文理バランスよく! を目標にw
連想ゲームと言いましたけど、実際もまったく関係ないわけでもないと思うんですよ。きちんと影響関係を調べたわけではないので、絶対合ってるかと言われると困りますけど、近現代で「ものごとが相対的である」っていう意識が高まったのは、アインシュタイン前後の時代じゃないでしょうか。どっちがどっちにどう影響したのか、って考えはじめると、かなり興味深いですよね。
それはいいとして、まず、相対性理論には2種類あります。「特殊相対性理論」と「一般相対性理論」。一見、特殊の方が特殊だから難しそうですけど、「特殊な(わかりやすい)状況についての相対性理論」と「一般的な(どんなに難しいものも含めた)状況についての相対性理論」という意味なので、一般の方が難しいです。
というわけで、特殊相対性理論について、簡単に見ていきたいと思います。
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前回までのお話が、哲学で言う「相対主義」というものの一部。いわゆる「現実」というのは、私とあなたで違っているかもしれなくて、しかも、違っているとしたら、どちらが正しいかわからない。あってるかどうか確かめるための答え、「真実の現実」っていうものを認識できる人はいないのだから。
……つまり、永遠にわからないわけです、「現実」ってなんなのか、ってことは。
まあ、そこまで言っちゃうのはちょっとラディカルな相対主義で、もうちょっと穏やかに、「やっぱり私とあなたで『現実らしきもの』の共有はできてるよね、『現実』がとってもとっても確かではっきりしたものではないにしても」、というくらいが妥当だと、私は思います。あと、逆に、ラディカルな実在論、つまり、ほんとに確かな現実ってものが自分の外にある、っていう考えもちょっと違うんじゃないかな、と。
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目の前の「現実」は、実は自分が見ている夢なんじゃないか? あるいは、自分が見ている世界っていうのは、他の人の「現実」とは違うんじゃないか?ほんとうに「現実」なのだとしたら、それはどうやったらわかるんだろう?
映画「マトリックス」とか「インセプション」とかの世界ですね。私、ああいうの大好きですwあとは、『荘子』の「胡蝶の夢」の故事とか。
まあ、日常生活で「現実とは」とか考えている人は、普通の社会にはほとんどいないでしょう。だって、そんなことを真剣に考え出したら、社会的な生活が円滑にいかないですし。
だから、普段はみんながみんな、同じ「現実」を共有して、夢じゃない世界で一緒に生きている、と思っている。だから社会というものが成り立っているわけです。
そこには、「私たちは『現実』を生きてるよね」っていう刷り込みがあります。This is a pen. 普段は絶対に使わない英語だけど、あれにだって意味はある。これはペン。私にはペンに見えるし、あなたにもペンに見えてる、私はこれに触れて、書くのに使えるし、あなたもそう。みんな、そう。
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